谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

読むだけでは、情報の浪費になり、せっかくの情報を無価値にします。そこで、お読みいただいたら
[ワンマンカウンセラー・コース(人間関係の能力づくり)]
[お試しカウンセリング] [カウンセラー養成ゼミ] [ゼミ・イメージ切り替え法]
[脳の働き方から変える新・性格教育法] [入会案内]
のいずれかをクリックして、ごらんください。
なお、ご投稿は、「文章」に社会性があること、社会的責任が表現されていること、を基準にして受け付けます。

うさ子とクマ江の掲示板はこちら

[トップページ] [新規投稿] [タイトルリスト] [スレッド一覧] [内容表示] [使い方]
件ずつ ページ目 and or 検索

[次の1件>

[4956] なぜ虐待をやめられないのでしょう あや - 最新投稿 あや 2018/06/13(水)00:10
[4956-1] なぜ虐待をやめられないのでしょう あや 2018/06/09(土)17:20
   こんにちは。最近子どもへの虐待のニュースを聞くたびに胸が痛みます。私は結婚もしていなければ子供もいませんが、身近に姪っ子の子供がいるので虐待の痛ましいニュースを聞くたび悲しいばかりです。このところ目黒の虐待死の件が注目されていますが、日本には知らないところで虐待されている子供たちがたくさんいると思います。なぜ親は虐待を止められないのか。うさ子さん。またお時間のある時に教えてください。

[4956-2] 親は虐待をする生き物なんですよ。 るるる 2018/06/10(日)14:48
   あんたさあ、
前から言おうと思ってたけどさあ、
結婚した女とか子供のいる女、スッゲエ馬鹿にしてるでしょ?独身で良いと思ってるでしょ?
ねえ、あんた自身がいちばん理由解ってるくせにさあ、
何?今さら・・・優越感に浸りたいんでしょ?
素直にそう言いなさいよ。

[4956-3] 「あやさん」と「るるるさん」の「子どもの虐待」の問題にお答えします(全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ本部、田原、6月12日) 谷川うさ子 2018/06/12(火)16:23
   ◎「あやさん」からは、6月10日付けのご投稿をいただきました。どうもありがとうございました。

◎また、「あやさん」のご投稿にたいして「るるるさん」からのご意見のご投稿をいただきました。ご投稿を感謝いたします。
 
 ご両者のご投稿の主旨を整理して、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミからの見解を述べます。

■「あやさん」のご質問の主旨
1.最近、子どもの虐待のニュースをよく聞くが、胸が痛む。
2.目黒の子どもの虐待死のニュースがあった。
3.日本には、知らないところで虐待されている子どもが多いと思う。
4.いったい親は、なぜ虐待を止められないのか?

■「るるるさん」のご意見
1.(あやさんに対して)親は虐待する生き物なのである。
2.この虐待についての胸が痛むといった発言は、結婚した女、子どものいる親を、自分の独身である立場からバカにしての発言ではないのか?
3.親がなぜ子どもを虐待するのか?という問いは、じつは自分がよく分かっているのではないのか?その上での発言なのだから、この質問自体、優越感に浸りたいだけの動機からではないのか。

●ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ(田原)からの回答と見解をお伝えします。

1.子どもが虐待されていることについては、「るるるさん」の発言が正しいのです。目黒女児虐待死について、自民党の三原じゅん子参院議員が「母親の母性をきちんと育てなければいけない」と発言しています(夕刊フジ、6月10日)。

 「母性」とは一体何か?具体的にどういうことをいうのか?が問題です。三原じゅん子は「妊娠すること、子育てが素晴しく、愛しいものであることを伝える(分かってもらう)」ことが「母性」についての唯一の説明です。

 三原じゅん子は、「女性が妊娠したとき、自身の母親、学校の友人など相談相手がいない、そしていないまま出産すると生まれた子どもが自分の子どもだとは認められなくなる」と言っています。

 では、誰から、何を言ってもらうと、そこで何が「母性」か?が問題になります。

2.この三原じゅん子の発言の不可解さは、「るるるさん」の意見の対象にもなりうるものです。「不可解さ」イコール「母性がよく分かっていないから、情緒的に虐待死に同情することはあっても、分かっていない分だけ、あなたも虐待する女性なのである」ということになります。

3.「母性」というものが分かっていない、あるいは「女」ということが分かっていない、もしくは、「親」というものが分かっていないのに、同情だけする人は、「記号としての母親ないし親」の「記号」だけをしゃべっているにしかすぎないので、「かわいそう」「ひどい」「やめろ」という発言は「内容」が無いという偽(ぎ)なので「欺瞞(ぎまん)だ」となります。

4.だからといって、「子どもを虐待した、あるいは虐待している親」ばかりを一方的に責められるものでもありません。
 もともと、日本人の民法の子どもの育て方にかかわる法律は、「しつけならば何をしてもいい」という主旨でつくられています。だから、児童相談所は家の中に入れないし、虐待かしつけかの区別もつけられないことに、本質があるからです。

[4956-4] 谷川うさ子 2018/06/12(火)16:23
    「るるるさん」のおっしゃっていることを具体的に言いあらわすと、子どもが言うことを聞かないとき「しつけ」として「叩く」「怒鳴る」「罰を加える」ということは、絶対におこなわないのか?という問いかけです。この延長に虐待はあります。

5.「しつけ」ということを幼児教育の現場で母親に問いかけてみると、100人中100人とも、「叩くことはOKだ」と言います。
 家庭教育というものが日本の家の中には存在しないのです。子どもに、共同体とか社会性とかにかんすることを言葉で教えることのできる「女性」が、この日本に「一人」でもいるのか?ということを指摘しています。

6.おそらく多くの日本人には、理解不能かもしれませんが虐待を防ぐテクストは、吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』、徳間書店)です。そしてハンナ・アーレントの『人間の条件』(ちくま学芸文庫)です。100人中1人の女性でも理解できれば、日本から子どもの虐待はなくなるでしょう。

◎「あやさん」と「るるるさん」に以上のとおりにお伝えいたします。一言アドバイスすると、プリントアウトして紙で読むと説明していることがよく伝わるはずです。

[4956-5] 田原先生の解説はいつもながら、非常にわかりやすいです。 るるる 2018/06/12(火)17:42
   池上彰さんの解説番組が常にテレビ報道されています。
これと同じように、先生からいつも学べる人は安全に生きられることでしょう。
引き続きご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

[4956-6] ありがとうございました あや 2018/06/13(水)00:10
   田原先生いつもお世話になっております。
ご回答ありがとうございました。
子を持つ親である皆さんに失礼極まりない発言だったということ深くお詫び申し上げます。
哲学の大切さも改めて感じました。
ゼミでもっと勉強していきます。


<前の1件]


スレッド[4956]一括削除
削除する 管理者用パスワード

[2024/03/29 07:30] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子